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寒ければ着るし、暑ければ脱ぐ。時々うっかり寒いときに薄着をして後悔することもあるが、もちろん例外だ。2月の夜、なぜだかランニングの上に半袖ワイシャツだけで出かけてしまったことがある。新宿まで行って軽く呑んで、ここまでは肉の厚さもあって寒くて困ることはなかった。ところが、どうしても小江戸に乗りたいという友人に付き合って所沢で折り返して東村山に戻るとき、実に待ち合わせ時間が15分で、詫びに缶コーヒーをおごってもらうことになったが運悪く自動販売機が故障。これはさすがに寒かった。僕の場合これほど着るものには無頓着だ。
無頓着というか無関心というか、僕にとっては服はどうでも良いのだ。寒い暑いは基本だが、あとはボタンとチャックが止まってくれればよい。だから子供の頃より常に母親に注意され続けた。
曰く、「シャツが出ている」
曰く、「襟が折れている」
曰く、「ポケットが裏返しで出ている」
ファッションがどうとかこうとか言う次元ではない。だからもちろんコーディネートなんかできるわけがない。スーツとズボンをセットで買ったら組み合わせを替えて着るなんてことは絶対できない。披露宴での市長の挨拶。
「ジーンズに黒の革靴はいてバイクでやってくるんだよなぁ、こいつが」
なんていう祝辞?に会場はわいたが、ジーンズに黒の革靴がどうしていけないのかわからない僕は、つきあって笑っていた。
ひょんな事から着たジーンズのつなぎが評判で、考えるのが面倒だから夏以外はずっと着ている。広島でデジタル写真処理の講習の際にも着ていたら、何と大阪でもその様子が噂になっていた。最近はオーバーオール以外でいると、「違う!」と言われることも多い。僕のサイズでオーバーオールは10000円ぐらいするから、結構おしゃれ?にお金を使っているとも言える。
そんな僕を助けるかのような流行があった。ルーズソックスだ。子供の頃からずーっとやっていた僕のルーズソックスが、やっと流行になった。それ以来、母親の小言は少々少なくなった気もするが、
「襟が片方折れているよ」
「こういうの流行らないかな」
「シャツが出てるよ」
「粋な着くずしでしょ」
ルーズソックスのみならず、ルーズワイシャツ、ルーズスーツ、ルーズとっくりセーター、ルーズネクタイなどなど、もっとルーズが流行ってくれないかと期待している。
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