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つるや若旦那のお酒大好き
コラム第七話 ラベルの解読方法 その2

<5>製法
・原酒:製成後、水を加えた調整をしないお酒です。
・生酒:製成後、一切加熱処理をしないものです。
・生貯蔵酒:製成後、加熱処理をしないで貯蔵し、製造場から移出するときに加熱処理したお酒です。

※ひと口メモ 「火入れ」

 加熱処理することを「火入れ」と呼び、通常60℃で2~3分行います。
火入れの理由は二つあります。
一つは酵母からしみ出た酵素を殺すためで、酵素が残っているとお酒の成分が変わって味が甘くなったり、
常温でお酒を置いていた場合に変な臭いが出る「生ひね」が起こりやすくなります。
二つ目は雑菌を殺すためです。
雑菌とは多くの場合お酒を腐らせてしまう「火落ち菌」の事を指し、
他の雑菌はアルコールによる殺菌作用のためほとんど残っていません。

 なお火入れには大きく分けて以下の方法があります。

 1)ビン火入れ・・・お酒を詰めたビンごと加熱します。
温水プール状のものの中へプラスチック箱に入れたお酒を入れるのですが、
温度は手前がぬるく奥に行くほど熱くなっており、ぬるい場所から徐々に移動させて加熱します。
その後すぐに温度を下げて冷蔵貯蔵し、出荷の際にラベルを貼って製品は完成です。
大変手間がかかる作業ですがビンに詰まったままなので香りがとびにくく、
また温度を急激に下げるのでお酒を新鮮なまま保つことができます。
「地方銘酒つるや」で扱っているお酒では、「喜正ふなしぼり」や「瀧自慢」、「美丈夫」などがこの方法で火入れしています。
おいしさに納得!という感じですね。

 2)パステライザーによる火入れ・・・温水シャワーのようになっている機械(パステライザー)にビンを通過させて
加熱殺菌します。

 3)蛇管による火入れ・・・熱い湯につかった蛇状のステンレス管にお酒を通すので効率よく火入れできます。
その後タンクに貯蔵し、出荷前に再度加熱殺菌してからビン詰めします。

 4)プレートヒーターによる火入れ・・・プレートの中にお酒とお湯が交互に通った管があり、熱交換を行う効率の良い方法です。その後は蛇管の場合と同様、タンクに貯蔵し出荷前に再度加熱殺菌してからビン詰めします。
 

 

第十話  寒い季節はやっぱりお燗

第九話  ラベルの解読方法 その3(H13・9・11掲載)

第八話  夏のお酒を楽しもう その2(H13・7・26掲載)

第七話  ラベルの解読方法 その2(H13・7・5掲載)

第六話  ラベルの解読方法 その1(H13・6・14掲載)

第五話 利き酒会(H13・5・31掲載)

第四話 おいしいお酒を見つけよう!その3(H13・5・17掲載)

第三話 おいしいお酒を見つけよう! その2(H13・5・3掲載)

第二話 おいしいお酒を見つけよう! その1(H13・4・19掲載)

第一話 お酒大好き!(H13・4・5掲載)


鶴田 清司 (つるた せいじ)

地方銘酒つるや取締役/中小企業診断士
大学卒業後、アサヒビール㈱九州支社で酒販店・飲食店向けの営業・企画等を担当。
高知の銘酒「美丈夫」に出会ってしまい、日本酒にはまる。 アサヒビール㈱を退社後、家業である酒販店の二代目に。
「普通の酒屋」を「変な酒屋」へとしてしまった。
「ウチにはうまい酒しかない。お奨めは全部!」と豪語する。
平成7年、東京小売酒販組合主催全国市販酒きき酒会2位入賞。


地方銘酒 つるや

おいしいお酒専門店。
・素晴らしい品質にもかかわらず割安価格
・入手困難 という2つの基準で全国から銘酒を厳選の上品揃えしています。
特約銘柄 日本酒:八海山、黒龍、美丈夫、緑川、明鏡止水、越州など
ワイン:岩の原ワイン、秩父ワイン源作印、井筒ワインなど
焼酎・泡盛:九十九、無一物、人夢可酒、鳥飼、カネヤマ泡盛、春雨など また、「得意先飲食店様の繁盛は当店の繁盛」という考えに基づき、 中小企業診断士(国が認める唯一の経営コンサルタント資格)として 経営全般にわたるコンサルティングを無料で行っています。

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