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素Roots サラダにまつわるあれこれ
サラダといえば今やコンビニ、ファミリーレストラン、そして居酒屋どこにいっても手に入れることのできる手軽なヘルシー料理です。

このサラダの起源は、古代ギリシャ、ローマといわれています。
紀元前の古代ギリシャではキュウリ、カボチャなどが生で食べられていたようでこれがサラダの起源となります。
そして、記録によると生野菜は他の薬草とともに「薬」として食べられていたようです。

ローマの皇帝オーガスタス(紀元頃の皇帝)は、病気のとき、レタスを食べて一命をとりとめた、という話しも残っています。

またレタスをパンにはさんでサンドイッチにして食べることも紀元前からすでにあったという記録もあります。

このようにしてギリシャ・ローマで芽生えたサラダはヨーロッパに広がり、17世紀には現在のような形となってアメリカで完成しました。アメリカ人は、サラダ・イーター(サラダ好き)と呼ばれるように、生野菜を食事にそれも相当の量をたべることで知られていますが、アメリカでもやはり、肉食、パン食の生活を助ける「薬」とされていたようです。

また、サラダにまつわるエピソードとして古くからサラダ用野菜は刃物を使わない方がよいといわれ、18世紀のフランスの小説家ルソーは、サラダをあえるには「若い女性の指がもっとも適している」といっています。
サラダはその頃から、どこかやさしい女性的な食べ物だったようです。
「サラダには、ミニスカートとホットパンツが良く似合う」という記述もあります。

「みずみずしく、さわやかで、色が美しいサラダ」そういったイメージからも女性が連想できるのかもしれません。

ただし、このサラダの材料となる西洋野菜いったいいつ日本へはいってきたのでしょうか。
日本への渡来の歴史はそれはそれはさまざまです。
ジャガイモ、ニンジンなどは江戸時代には渡来していたので、日本料理にもすっかりなじんでいますね。
ちょっと意外なのはアスパラガス、パセリ、セロリなども江戸時代には日本に入っていたということです。
また、レタス、キャベツ、カリフラワー、玉ねぎ、ホウレンソウ、トマトなどは明治はじめにほとんど同時に入ってきました。
この中には、キャベツ、ホウレンソウ、玉ねぎなどのように早く使われだしたものもあるようですが、その外の野菜はなかなか普及しなかったのです。
このキャベツやホウレンソウなどは醤油味にしてあうものが好まれたのではなかと思います。
それが日本人の肉食化が完全に始まった頃にやっと本格的にサラダが普及したようです。

日本の在来の食べ物のなかで、サラダに一番近いものは、「あえもの」ということになるかもしれません。ワケギ、チサ、大根などいろいろなものが酢や酢みそ、ゴマあえなどのあえものとして親しまれてきました。
しかし、これらも薬効を考えて食べたというよりは、野菜をよりおいしく食べる工夫がなされたところが大きかったようです。

では、このサラダの語源はいったいどこからきたのでしょうか。
最後はサラダの語源をたどって見たいと思います。
この「サラダ」という言葉は、ポルトガル語のようで、現在、英語やフランス語ではサラドになっています。
また、ラテン語の「サラーレ」が語源で、塩で味付けをするという意味があるようです。
これがサラト、サレトなどを経て、14世紀頃サラドに落ち着いたらしいということなのです。
また、サラダの語源にはもうひとつ説があって、それはサラダをあえるお皿が半球の形をしているサラードというヘルメットに似ているからフランスでサラドと呼ばれるようになったともいわれています。

日本でなじみになったサラダ、日本に入ってからの歴史はそれほど長くはありませんがいまではなくてはならない料理のひとつです。このサラダにこんなに長い歴史があったのですね。今日からはこんなことを考えながら食べてみるのはいかがでしょうか。

written by 花坂 みずほ



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