田無にあるレストラン「けんぞう」で、ただいまペーパーアート展が開催されています。制作したのは、西東京市在住の井上知子さん。
2004年から独学で始めたという井上さんのペーパーアートは、人の手が造っていた頃の温もりある建物、そして日常の風景が描かれた、優しい作品。

幼い頃からヨーロッパの建物や様式に憧れを感じ、図面を描くお仕事もされていたという井上さん。オリジナルのカードを作成するなど、紙を扱うことが大好きだったそうです。
ペーパーアートを始めたのは4年前。まるで使命を与えられたような気持ちになり、制作を開始したといいます。
出来上がった第一作目は、今に通ずる、飾り窓や建物の構造部分が繊細に作られたものでした。
今回の作品展でも、ヨーロッパやアメリカの建築様式が忠実に作り上げられています。また構造だけでなく、壁、ドア、屋根、背景・・・色のバランスにも気を配り、丁寧に紙を選んでコーディネート。
「一戸の家を建てるような気持ちで作っています。」

「1920年代頃のイタリア映画やフランス映画をよく見ます。」
作品のインスピレーションは、映画から得ることが多いといいます。
写真は、フランス映画「ぼくの叔父さん」から(作品の一部)。お店の明かりの下では、自転車の影ができるのが素敵です。
もうひとつよく題材にしているのが、フラメンコダンサー。じつは弟さんがプロのダンサー(佐藤浩希さん)。
揺れるスカートやダンサーの柔らかい体の線、ポーズが、紙を重ねて立体的に描かれています。人物のペーパーアートは、人間味があふれていて、どことなくユーモラス。動き出して、物語が始まりそうですよ。

0.5mmまで図って制作する作品は、ひとつ完成するのに3ヶ月は必要。
細かい作業ですが、「このサイズで作るからいいんです!」と井上さん。大きく作ると大味になり、ペーパーアートの魅力がなくなってしまうそう。なるほど!
「けんぞう」では、ランチであれば本日のお肉料理・お魚料理(1,100円)・コース・オムライス等、ディナーであればコース料理(2,900円~)やアラカルトを召し上がりながら、ペーパーアートを鑑賞することができます。
アートと食事、いっしょに楽しんでみてはいかが?
▽井上知子ペーパーアート作品展
レストラン「けんぞう」(042-465-0300)にて、2008年3月30日まで
西東京市田無町6-16-13
定休日:月曜
営業時間:11:30~14:00 17:30~21:00
秋には湘南の「ブラッスリー アッシュ・エム」でも開催予定
この情報は2008年02月20日 12:08現在のものです。
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