「”芸は礼から始まって礼に終わる”と言いますが、この礼は何もおじぎの礼だけではないんですよ。」と笑顔で説明してくださるのは、保谷町で40年以上も、日本舞踊を教え伝えてきた花柳苑こと金子晴子先生。
品が良くやわらかい身のこなしで、はきはきとした歯切れのよいお話をされる先生は、とてもかっこいい。「粋」といってよいのでしょうか。
2歳児から80代のベテランまでがお稽古に通う日舞教室。その中で、先生が今とくに力を入れていることがあるといいます。それは、「日本の伝統文化である日舞をとおして子供たちを育成、そして和の心を守り、次の代へ伝えていく」こと。

海外へも日舞を伝えに遠征される先生は、空港やホテルでの、修学旅行生の言葉の乱れや態度にがっかりしたことが何度もあったそうです。
今の私たちは伝統文化をよく知らないだけでなく、大和撫子とはほど遠い悪いイメージを、海外へ広めてしまっているのかもしれませんね。
花柳苑総合舞踊研究所では、西東京市とも協力して、青少年の育成活動をしています。

では、日舞をとおしてどのように子供たちを育てるのでしょうか。
厳しい怖~いレッスン? いいえ。
大切なことは、子供たちが互いをみとめて助け合う、ということにあったようです。
花柳先生の日舞の教室では、幼稚園から小学生までがいっしょにお稽古をします。
稽古を通じて、歳の離れたお姉ちゃんやお兄ちゃん、弟や妹と関わることで、自身が成長するということが、兄弟の少ない現代の子供たちにとって必要だと考えているからです。

例えば、年上の子は、駄々をこねる幼い子がいても辛抱し、自分の集中力を保つことを身につけます。小さな子は、置いていかれないよう自立心がめばえ、新しく年下の子がくると、お姉ちゃんらしく振る舞うようになるそうです。
また、稽古の前後も大切な時間です。
「自分のものは自分でたたむ」など小さい頃から躾(しつけ)を教えます。
稽古のあとの遊びやおやつも、年下の子から。年上の子には、お姉さんらしくあることを、先生は教えます。
こんなエピソードも伺いました。
蝶を演じる舞。
ある子供に踊らせたところ誉先生は一喝。
「それは蛾でしょ」と。
そのあとその子は、蝶と蛾を一生懸命に観察して、その違いを発見「先生、わかった~!」と、ちゃんと蝶を演じることができたそうです。
日本舞踊では、蝶の他にも、鶴や、京都の四季、月の光といった美しい自然を表現し、喜びや悲しみといった人の心を、語りかけるように踊ります。
たくさんのものを見て感じ、立場の違う人の気持ちも理解できるようになることが、心の成長と踊りの上達へとつながっていくのですね。

花柳苑総合舞踊研究所では、初心者でも踊りやすい「端唄、小唄」から「長唄、清元、常磐津」などの古典又新舞踊を、体のバランスから見直して基本からしっかりと丁寧に教えています。初めての方でも安心して始められます。
「踊りをとおして体のバランスをよくすると、心もまっすぐに、豊かになっていきます。素質があるかないかは、自分で決めないで下さいね。できない事を、できるようにするのが私達(先生)のお仕事、だから習いに来ていただくのですから。」
西武柳沢にあるクリーム色の一軒家が教室。アットホームなお稽古場で、懐の広―い花柳苑先生と、さばさばと気持ちのよい花柳誉先生が迎えてくれます。
▼花柳苑総合舞踊研究所
西東京市保谷町6-15-29 TEL:042-463-2172
<日本舞踊>
稽古日:(月)午前・午後、(土)午後3:30~ ※時間はご相談ください。
◎年少~小学校6年生(グループレッスン)
入会金 2,000円 週1回800円 又は 月謝(週1回・4回分) 3,000円
◎一般
入会金 あり 月謝(週2回・8回分) 12,000円
★新舞踊は、お好きな曲に振付いたします。振付料は無料です。
★お稽古では、浴衣と扇子が必要です。
着付などもお稽古のなかでご指導いたします。
▽西東京市保谷こもれびホール開館10周年記念事業
~みんなで育てた文化の樹・ここから新しい時代へ~
花柳苑先生が、日本舞踊の演舞と指導をしています。
▽西東京市民がつくる文化フェスティバルでの演舞の写真
この情報は2007年11月01日 11:57現在のものです。
おけいこ
子供教室
日舞
習い事
西東京市
西武柳沢
友達にメールで教える
この記事をはてなブックマークに追加する

TOWNWEB やり隊
















